音響熟成木材の裏ワザ 第2弾2017.08.28
引き続き音響熟成木材の裏ワザをお送りします。湯浅です。
前回の撮影中、オノショから、「お酢くさくなったじゃん。」と理不尽な怒りをぶつけられました。
少し時間が経てば、お酢の臭いはすぐに消えますので、ご安心ください!
さて、それではさっそく参りましょう。
【CASE2】
今回用意するのはこちら
雑巾とアイロンです。
左上に見えるのは、撮影に飽きてきたオノショが引っ張り出してきたおもちゃです。
どうやらオノショゴジラが正義のロボをやっつけようとしているようです。
と、その時
オノショゴジラ渾身の必殺技が繰り出され、正義のロボが床に落ちてしまいました。
ありゃ(-_-)、床にヘコミ傷が
でも大丈夫!!
こんな時は、予め用意していた雑巾を濡らして
傷の部分にも水を含ませます。
杉板が焦げてしまわないように、濡れ雑巾で当て布をしてアイロンを当てます。
すると・・・
ほぼ元通り!!ちょっと分かりにくいのでもう一カ所。
築14年のモデルハウスなので、探せばあちこちに傷もあります。
次は玄関の上り框で見つけたこの傷
さっきと同じように、アイロンを当てます。
すると・・・
ほぼ元通り!!
杉板は柔らかいので、水を含ませて温めると、凹んだ部分が隆起してきます。
柔らかいから凹みやすいけど、元にも戻りやすいんです。
また、この方法にはちょっとした副作用があります。
水分や熱によって、杉板の香りが部屋に立ち込めるんです。
さっきまでのお酢臭さは消え、室内は無垢材の良い香りになりました。
素材の香りや、これによる空気感も、外せない無垢材の良い所ですね。
新建材のフローリングは、凹んだら元には戻りません。
濡らしたり温めたりしたら、表面のシート化粧はよけいに傷んでしまいます。
杉板も、切り傷や抉れ傷はさすがに直せませんが、そんな傷も程度によっては無くす事が出来るんです。
その方法は、【CASE3】 「オノショさん、やりすぎですって。」 にて。お楽しみに!!