音響熟成木材の裏ワザ 第1弾2017.08.28
音響熟成木材「うづくりの床」には、無垢材ならではの良いところがたくさんあります。
反面、ちょっとした難点もあるんです。
一般的なフローリングに比べると、柔らかくて肌触りが良いのですが、
一方、傷が付き易い事も否めません。
また、新建材のように表面にシート加工をしていないので、汚れも付き易くなっています。
「うづくりの床」は表面に凹凸があり、木の節や模様を見せる仕上りになっているため、新建材ほどは傷や汚れは目立ちにくいのですが、それでもやっぱり気になるかもしれません。
でも、無垢材だからこそ可能な、傷や汚れに対する裏ワザがあるんです。
そこで、エスエー企画のモデルハウスの床で、実際にやってみながら、その裏ワザをご紹介します!!
【CASE1】
最初に用意するものはこれ
左からアルカリ性洗剤、お酢、雑巾です。
まずは張り切って窓ガラスの掃除をします。
洗剤を吹き付けてシュッシュッシュ~♪ 調子よくお掃除していて、ふと床を見ると・・・
あっ!!洗剤が床に飛んでしまいました。
慌てて拭きますが、黒くシミになってしまいました。
実は無垢材は、アルカリ性のものに反応すると黒く変色します。
特に杉板はこれが顕著なのです。 でも大丈夫!!
ここで登場するのが・・・
押忍!!お酢先輩!!
さっそくお酢先輩を雑巾に浸み込ませます。
そして、この雑巾でシミを拭いていきます。
すると・・・
あら不思議!! 黒いシミが消えました!!
タネ明かしをすると、アルカリ性の洗剤に対して、お酢は酸性。酸性のお酢でアルカリ性を中和することで、シミが消えたのです。
酸性のものならお酢でなくても、レモン汁等でも大丈夫です。
エスエー企画がおススメしているもう一つの自然素材、「幻の漆喰」もアルカリ性です。
このため、壁の漆喰を引っ掻いたりして床に落ちたものを濡れ拭きすると、床の杉板が黒ずんでしまう事があります。
そんな時もこの方法を使えば、元通りです。
新建材のフローリングも、表面のシート加工が劣化してくると、シミが出来る事があります。
フローリングの場合は、シート化粧を復旧するか、張り替えるしかありませんが、いずれにしても業者じゃないと直すのは難しいでしょう。
その点無垢材は、ご家庭にあるもので簡単に直せちゃいます(゜-゜)キリ。
「うづくりの床」でなくても、無垢材であれば、昔の障子の枠や真壁で見えている柱にも有効な方法なので、
皆さんも気になるシミがあったら試してみてくださいね。
今回の実験は、 監督・撮影 オノショ
召使・手の出演 湯浅
でお送りしました。
モデルハウスでの裏ワザの実験はまだまだ続きます。
【CASE2】 「おもちゃを落として床がへこんじゃった」編、 乞うご期待!!