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高断熱・高気密 とは2017.04.22

最近のハウスメーカーさんや工務店さんの広告で、よく目にするようになった 『高断熱』 『高気密』 という言葉。
では、高断熱・高気密の家って、どんな家なんでしょう?
気密性が高く、しっかり断熱されている家は、家の中で発生した熱を外に逃がしません。
隙間だらけの家は、外の冷たい空気が隙間風として家のなかに入ってきてしまいます。
また、断熱材が使用されていない家は、外の気温が壁や窓を通して家の中まで伝わってきます。
高断熱・高気密の家なら、暖房を使えば温まりやすく、冷めにくくなります。
マイボトルと同じ原理だと思って下さい。
温かい飲み物が冷め難く! 冷たい飲み物は時間がたっても冷たいまま!
冬でも快適に過ごせて、暖房費も節約できてしまいます。
また、屋外の温度の影響を受けにくいので、夏は一度室温を下げれば暑くなりにくくなります。
夏も快適に過ごせちゃうんですね。
では、いろんなハウスメーカーさんが「ウチは高断熱・高気密です!」と言っているなかで、どのハウスメーカーさんの方がより高断熱・高気密なんでしょう?
実は、高気密高断熱の程度をあらわす数値があるんです。
それが、「C値」と「UA値」です。
C値とは、「隙間相当面積」。
家の床面積に対する隙間の面積を算出して、家にどの程度の隙間があるかを表す数値です。
小さければ小さいほど、その家は気密性が高いと言えます。

UA値とは、「外皮平均熱貫流率」。

外壁や窓など、家のどの部位からどの程度の熱が逃げるかを算出して、家全体の平均値を計算します。
これも、小さければ小さいほど、その家は断熱性が高い言えます。
UA値は、使う断熱材の種類や窓のサイズ、箇所数などをそれぞれ計算して算出されます。
家を設計する時点で目標値を定めて、使用する材料を決定していきます。
群馬県の前橋市や高崎市地域では、「0.75」という数値が基準となっています。
この数値をどれだけ下回れるかで、その家がどれだけ高断熱かが分かります。
エスエー企画の新築住宅では、家の形にもよりますが、標準的な仕様で「0.56」を下回ります。
ちなみに北海道の基準値は「0.46」、九州の基準値は「0.87」です。
C値は、施工方法や施工の精度によって変化してしまう数値です。
このため、気密施工後に測定して算出します。
高気密をウリにしているハウスメーカーさんは、「1.0」を目標値に設定してるところが多いようです。
エスエー企画は、「0.5」を目標値としています!
施工の精度によって数値に影響がでてしまうので、施工業者さんの作業の丁寧さの一つの指標になりますね。
「C値」と「UA値」。
みなさんも、参考にしてみてください。
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