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多能工スクールの聴講者の目①2019.08.03

先週 多能工スクールの講師をしてきました

今回は目からうろこ、一目瞭然の画像です。

 

昨今の多能工の技術者(一人の作業者が数種の業務をこなせる技術者)の必要性から

数人の専門者(配管、電気、内装、外装、屋根、木構造、耐震構造、断熱知識、マンション構造、編集者)が集まり

スクールを開講して5年ほどになります。

 

私の担当は木構造と断熱知識です。断熱の知識は工事亊例を見聞きするだけでなく

実際に自ら触れて実体験してみることでより深まります。

 

今回その受講者の中に大学院研究生が聴講と体験をしに来ました。

 

私は断熱の重要性とその性能の大切さを実感として感じています。

このセミナーは、そのことを伝える為にパワポで説明、施工の実際を通して

『性能には施工が大切』を実感して頂くためのものです。

 

自身で断熱材を触って取付てみることで、何が大切で、どこを見れば良いかが解るようになるのです。

 

説明を聞いているだけでは記憶には残らないものです。

 

今回は断熱に関心がある聴講生が写真を撮りまっくてくれたので画像残すことができました。

とても有り難いことです。

 

そしてこの映像を公開することで、私自身の勉強に繋がりました感謝です。

 

 

 

先ず準備です

 

 

 

 

とても広い会場です。

実習できるの建物が 4棟あります。

受講生は 4班に分かれて実習することができます。

 

 

 

断熱材の実習は 一般的なグラスウール袋詰めの断熱材から取り付けてもらいます。

 

断熱施工に必要なのは断熱材を正しく使うことです。

 

『性能は現場で造られる』ことの実感、『知る』という事の大切さの第一歩です。

 

断熱材には 取り付けるサイズが有ります。

壁は柱と柱の間に間柱が有ります。

 

柱は一般的には105mm角、又は120mm角です稀に135mm角が有ります。

建築はmm(ミリ)を標準の寸法として呼びますのでmm(ミリ)を呼びません。

 

柱は105x105は105角・120x120は120角です。

間柱の厚みは30ミリです。

 

柱・間柱の間は 柱120角・柱105角 の間の 455壁は380巾を使います。

間柱・間柱の間の 455壁は420巾を使います。

 

その位置によって、取り付ける断熱材の寸法が違います。

とても大切な事です。

 

 

 

1例目

 

 

1-2 例目

 

 

2例目

 

 

3例目

 

 

4例目

 

これからが本番ですが少し長くなりましたので

次回から 数回に分けて投稿していきます。

 

断熱材の本質を引き出す取り付け方の大切さを指摘していきます。

 

『断熱性能は現場から』が見事に映像に残されていました。

 

スクールは 6ヶ月で 1クールですので もう10回のセミナーになる訳です

毎回 指摘して是正して でも受講生は初めての体験です

 

作業始める前に正しい取付け方を説明し

断熱欠損の怖さを映像で見せても

 

同じように間違ったことをしてくれます。

伝えることの難しさを実感しています。

 

今回 沢山の映像が残りました。

しっかり解説をしていきます。

 

では 次回 又 

 

渋川の地から 群馬の地から スウェーデンの家の断熱性に学ぶ

新築でも リノベーションでも 断熱性能の大切さを伝える

エスエー企画株式会社 岩崎 けんじ