断熱材施工のチェックポイント2017.08.26
こんにちは
現場監督の湯浅です。
エスエー企画が住宅に関して大切にしている事はいくつかありますが、その中でも特に気を使っているポイントのひとつが『断熱性能』です。
断熱性能は、ただ断熱材を使うだけでは十分に確保できないという事は、これまでにも何度かお話してきました。
断熱材は、きちんと施工しないと十分にその能力を発揮してくれません。
『断熱施工』は、現場監督である私自身が特に気をつかっている点です。
また、現場で実際に施工に携わっている私や職人さんの意識や丁寧さが完成時の断熱性能に大きく関わってきます。
さてここで、現在施工中の現場の、断熱材施工の様子を紹介します。
まずはこちらをご覧ください。
これは外壁と内壁の間にグラスウールという断熱材を充填している様子です。
エスエー企画では、高性能グラスウール16Kを使用しています。
北海道でも使用されている、ちょっとお高いけど断熱効果も高い製品です。
一見するとしっかり施工されているように見えますが・・・
屋根と壁との取合い部分に隙間が空いてしまっています。
大工さん曰く「斜めに切るの難しいんだよ」
湯浅曰く「でも隙間が出来ちゃダメですよ」
断熱材の施工には慣れているハズの大工さんなのですが、真夏の暑いなかでの断熱材の施工に、弱音が出てしまいました。
でも、冬の寒い時期になれば後悔することが分かっているので、妥協はできません。
ということで、隙間を埋めるように断熱材を足してもらいました。
この後、屋根の断熱材も充填するとこんな感じになります。
屋根の断熱材は約18㎝のものです。
これだけ厚みがあるので、最初の隙間を無視して屋根の施工をしても、仕上がった時の見た目は一緒です。
もちろん、最終的にはどちらも壁や天井の中に隠れてしまうので、完成してからではちゃんと施工されているかどうか確認できません。
しかし、ちょっとした隙間が、壁体内結露を生んだり、冷たい隙間風の原因になるのです。
お施主様が確認できない所でもきちんと施工されているかどうか、しっかりチェックするのも、工務店の大切な仕事の一つです。
ちなみに大工さんの名誉挽回のため、別の部分の施工の様子もご覧ください。
1階の梁から2階の梁まで、また、柱と柱の間に、隙間なくギッシリと断熱材が詰まっているのがわかります。
こうして家全体をすっぽりと断熱材で囲い、暖かく、住みやすい生活環境を作っていきます。
工事中の様子は今後もお伝えしていきますので、お楽しみに!!
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