suashiの外壁は、漆喰です。2017.11.03
こんにちは。
ここ数日、暖かい日が続いていますね。
連日の雨で延びに延びてしまっていた外壁の工事、ようやく終わりが見えてきました(*^^)ホッ
外壁の漆喰は、惜しみない手間から成り立っています。
どんな風に仕上がっていくのかを、ご紹介します!
こちらは、断熱材を留めている部材を処理しているところです。
仕上がりが綺麗になるようにひとつひとつ下塗り材で埋めていきます。
下塗り材を塗ったところです。クラックが出にくいようにガラス繊維メッシュを全面に貼りながら、塗り込んでいきます。
そして、上塗り材。写真だと分かりづらいですね。。コテで作る模様を出さない仕上げになっています。
このあと、オーバーコート材で仕上げになります。(色が少しつきます。)
せっかくなので、suashi すあし の外壁について、ご紹介したいと思います。
suashi すあし の外壁は 『漆喰』 です。
『漆喰』は優れた殺菌力と耐久力を持っているので、より綺麗な状態で長期間保ってくれます。
風合いも職人さんが手間を掛けて塗り上げていくだけあって、
とても優しい仕上がりになります。
ただ弱点もありました。
クラックが出やすいという点です。
下地材(漆喰を塗る為の板など)の伸縮についていけず、ヒビが出てしまうことがあるのです。
回想ですが、、
現在、suashi以外の新築では、窯業系サイディングの外壁材を使うことがほとんどですが、
以前、塗り壁をお勧めしている時期がありました。
それは、、14年前、当社モデルハウスを建築したときに出会った塗り壁材の存在でした。
コストもそんなに上がらず、ヒビが出ないと触れ込みで、
ためしに使ってみたところ、本当にヒビが出なくて、雰囲気も素敵。
とても人気がありました。
でも、あるときから同じ材料のはずなのに、ヒビが出るようになってしまいました。(成分が変わったのでは?と推測してます)
ヒビが出ないようにしようと、コストがかかりすぎない範囲で、いろいろな方法を試したのですが、うまくいかず。
結論、
下地材(漆喰を塗る為の板)は固く、動きに弱い。
柱など構造材は木で伸縮するもの。
だから、下地材は木が伸縮するときに大きく動いてしまう。。
そう、クラック無しを実現するには、費用がかかりすぎてしまうのです。
そんな経緯があり、使うことをあきらめてしまっていました。
(長くなってしまいました。)
suashi すあし を考えるにあたって、外壁も漆喰にしたいと強く望んでいました。
そして、出会ったのが、
断熱材を下地にする漆喰仕上げです。
断熱材が下地なら、柔軟性があって、構造材の伸縮にも耐えられるし、
下地材と断熱材の用途が兼ねられるので、
費用も抑えられつつ、断熱効果もアップ!という特典付きです。
しかも、漆喰仕上げの風合いも楽しめるんです。
言うことなし!ですね。
下の画像のような構成になっています。
A 不燃ボード
B 透湿防水シート
C セルボード(断熱材)
E 下塗り材
F ガラス繊維メッシュ
(壁全体を覆うファイバーメッシュは、外部からの応力に追従し、クラック等を防ぎます)
G 上塗り材
H 塗装下塗り調整材
I オーバーコート(上塗り)
suashi すあし が素材をぜいたくに使いながらも、
コストを抑えられている理由の一つでした。
施工の様子を見たい方は、ご連絡ください。
渋川市で、施工予定の現場があります。