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多能工育成塾 ④2019.08.23

断熱材施工 『その2』

 

同じグラスウールの断熱材のも 2種類有ります

 

1. 袋に入った製品

2. 裸のの製品 です

どちらも 同じ性能表示です

 

一般的には 袋に入った断熱材を使っています

ビルダーさんも袋入りを多用しています

 

この育成塾の断熱講習では 2種類を試していきます

前回までは 袋入りの断熱材を正しい取付を公開しました

『その1です』

 

今回は 「袋入り断熱材」の正しい取付方を踏まえて

「裸の断熱材」を取付ます

『その2です』

 

「裸の断熱材」といっても運搬製品はどちらも袋に入っています

ご覧の通り

                             

運搬する状態から 袋を開けている様子です

ぎっしり詰まった断熱材

 

 

この状態は袋入り断熱材も袋の入っていない断熱材も同じです

どちらも袋に入っている枚数は同じで

大きさも ほぼ同じです

 

 

袋を開けると 6枚入っています

ぎっしり圧縮されていて 一旦 解放されると元の袋にはとても入りません

 

そのくらい空気入っている 事になります

この厚みが105ミリです

袋入りの断熱材の上に置いてあるようです

 

 

取付前の しっかり計測です

 

 

自立できるほどしっかりしている断熱材なので切断に断熱材専用の「挽きのこ」です

断熱材切りの専門の道具はその他にもいろいろあります

 

 

 

 

切断です

真剣に「のこ」を挽いています

 

 

別の班です筋違壁に挑戦です

 

 

下から丁寧に取付ています

実は筋違の処が難しいところなのです

 

丁寧に取付られました

 

 

 

 

今は外側から覗きながらできるのでとても楽です

 

 

 

次の事例は別の班の事例です

想像通りの取付方をしてくれました

とてもうれしいです

 

 

まだ 途中の段階だと思われますが

チャンスです!

覚えることのできる事例です

 

 

断熱材を 「壁に取り敢えず取付ました」 のままにみえます

① 断熱材はしっかり正確に取り付けないと いけません

② コンセントも 予め切り取らないと こうなってしまいます

 

 

内部側からからはしっかり取付ているのと同じ状態でみえています

だから 知識が無いと怖い取付になってしまします

 

 

この場合は知識は事前にありますが 経験が無いので

こうなります 

 

内側から断熱材がいっぱい入っている

と 一般的に思っています

 

丁寧に入れていたのですが

少し気を緩めるとこうなります

 

ココは実際には見えない所ですが 今なら見えます

この段階で正しいことを理解できると

 

 

実際の現場でとても役にたちます

何度もいいますが 実際には裏は見えないから 解りません

 

 

 

又 別の班の事例

断熱材を 寸法切りして 取り付けている段階です

 

よく見ると 窓下の壁いっぱいに断熱材が入っているようです

が 折れています 入れている本人は真剣です

 

 

指摘に最適な事例です

理解を早めるチャンスです!

 

 

撮ったタイミングが素晴らしい

 

指摘するために 一度 剥します 

再度 正確に断熱材を取り付けるには 確認します

 

結果は 寸法取りが悪いか 切断が正確でないことが分かりました

 

プロの大工さんが取付れば こんな事は無いと

思います が ここは教育の場

 

 

この場面は「こんなに長いですよ」の 事例

 

「少しぐらい長くても・・」と

 

実は、実際の現場で良くある事なんです

プロの大工さんでも 一度切断したものだから

 

「この位は大丈夫・・・」で無理やり入れてします

 

これが「袋入り断熱材」だと全くわからないで済ましてしまう

 

比較的よくあるパターンです

 

 

『裸の断熱材』は裸のままでは有りません

ココが大事なところ

 

☆ 内部の湿気は内部で処理をする

☆ 壁内の湿気は外部へ出す

 

壁内に湿気は留め置かない

これは『内部断熱』の基本です。

 

次回は気密シートと断熱材のお話をしたいと思います

 

ぐんま県で 渋川の地で 新築からリノベーションまで

断熱性能からインスペクションまで手掛ける

エスエー企画株式会社 岩崎 けんじ