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施工事例 幻の漆喰で伸びやかな暮らしを叶える家。 in 高崎2017.05.29

家づくりは、環境づくりなのだと
つくづく考えさせられる今日この頃。
高崎で施工させていただいたリフォームのご紹介をさせていただきます。
築60年。
当初は寮だった建物を数十年前に住宅にリフォームした建物でした。
設計のポイントは
■ お昼には居間に光が入らなくなってしまうこと。
■ 改修履歴のある構造。
■ 敷地ギリギリのため、水回りをどう計画するかということ。
■ 断熱性能を良くしたい。
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廊下から居間を見たところ。
たどり着いた答えは、
陽の光はお昼まででいい。
室内が陽だまりのように暖かければ、光は外にあればいいかと
いう結論になりました。
お昼までしか (陽の光が) 居ないんだと思うと、
この光がとても愛おしく感じてしまうのは私だけでしょうか。
この選択は、改修範囲を縮小できて、コストを大幅に削減できました。
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リビング内の丸太柱。
改修履歴があると、当初の構造から補強をして違う掛け方になってる場合が
あります。(私たちもいつもしていますが)
予想していた掛け方とは違った梁が補強で入っていて、
補強するかどうかを悩みました。
最終的には、この場所の梁補強をせず、
抜けない既存の柱を家の雰囲気に合わせて丸太の被せものをしました。
(この丸太柱は大工さんのお手製です。)
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玄関入ったところ。
玄関の位置から変えました。
敷地内に車を置きたいとのご要望もあって。
入って右手にキッチン以外の水回りをまとめました。
外から帰ってきた子供は、洗面所で手を洗ってから中に入れます。
通り歩きが難しいほどの敷地だったので、
ガスや水道のメンテナンスのことを考えると手前にあった方がいいですからね。
リフォームでも温度差のない空間になったので、
ご家族みなさん『驚き』のご様子でした!
広々とした居間で
これからみんなで楽しく過ごしていただけるといいなぁと
思いました。
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